スター・トレック エンタープライズ 第97話「テラ・プライム(後編)」

あらすじ

異星人排斥主義者であるテラ・プライムのリーダー、パクストンは、月の採掘工場を改造した宇宙船で火星に着陸し、アレイと接続して、自分たちの威力を見せつけるべく、月の採掘工場を破壊する。そして、異星人たちが地球圏内から立ち去らなければ、地球の宇宙艦隊司令部を破壊すると警告する。アーチャーたちは、その問題への対処と、パクストンに捕まったタッカーとトゥポルの救出のため、火星のテラ・フォーミングに利用されている彗星の中に入って、パクストンの宇宙船の中に潜入する手段を取る。パクストンに捕まったタッカーは、アレイの照準を正確なものにするよう脅かされる。そして、トゥポルは、タッカーとトゥポルの子供と称する赤ん坊と対面し、スキャンをしたところ、二人の遺伝子から作り出したクローンであることを知る。トゥポルは赤ん坊が病気であることを知り、パクストンに医者に連れて行くよう頼むが断られる。アーチャーたちは、シャトルで彗星の中に入るが、何者かが破壊工作をしていたために、シャトルのコントロールができなくなり、危機一髪の状況を迎える。しかし、それをかわし、パクストンの船に潜入出来たアーチャーたちは、アレイの照準を止める行動をとる。

感想

異星人排斥主義者であるテラ・プライムの活動を阻止するアーチャーたちの活躍を描いたかなりテンションの高い一編。このエピソードが作られたのは2005年あたりだが、異星人排斥と、現在の移民者を排斥しようとするユーロ圏が重なって見えるのが、スター・トレックの普遍性を示しているように思う。テラ・プライムの活動そのものは褒められたものではないが、彼らの行動に少し感情移入してしまうところが、物語らしいところである。タッカーとトゥポルの子供がクローンで作られた赤ん坊で、最終的に死去してしまうのは残念であるが、この二人の関係が少し縮まったような気がする。アーチャーたちが火星に潜入している間、ホシが艦長代理を担当したり、テラ・プライムを排除した後、再び異星人との交流が再開されるなど、なんとなく「エンタープライズ」の最終回的エピソードに見えなくもないところが、このエピソードの面白さを表していると思う。

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