あらすじ
エンタープライズは正体不明の宇宙船と遭遇する。アーチャーがコミュニケーションを取ろうとするが、相手は反応せず、逆にエンタープライズに攻撃をかけ、船内に侵入してエンタープライズの情報を盗み取る始末だった。相手に対する武力が足りないと感じたアーチャーは、一旦木星に帰り開発中のフェイズ砲を搭載しようと判断するが、リードやタッカーらが、自分たちでフェイズ砲を搭載出来る、と主張し、その開発に全力で取り組む。そうした中で、ホシはアーチャーの命令でリードの好物を調べていた。リードの誕生日が近かったので、プレゼントをしようと思い立ったのである。しかしリードは自分を隠し、その好物はなかなか分からなかった。
感想
スター・トレックでは御馴染みのフェイザーのプロトタイプに当たるフェイズ砲が、初めてエンタープライズに搭載され、その威力からようやく異星人のテクノロジーに対抗出来るだけの能力を持つことになるエピソード。異星人が何を考えているかがあまり分からないので、とにかく敵対するという部分での脅威が感じられる話である。フェイズ砲の威力が凄まじいのは、そのテストではっきりしていたが、敵艦との戦いでその能力を発揮するのは、なかなか迫力がある。一方で戦術士官であるリード大尉の誕生日が近いというところから、アーチャーが彼の誕生日を祝おうという企みにホシを引き入れ、ホシが色々な人にリード大尉の好物を聞いて回るというほのぼのとした部分もある。リード大尉自身が非常に堅物であると言えるが、好物をほとんどの人が知らないというのもリードらしいという雰囲気はする。
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