富士通、携帯電話事業から撤退か

今日の時事通信によると、富士通が、携帯事業の売却を含め、検討しているという報道が上がっていた。かつてガラケーが全盛の時には日本メーカーの独壇場だった携帯電話事業は、スマートフォン登場後、日本ではAppleのiPhoneの独占場になり、世界でみてもAppleとサムスンの2強の戦いになっている。その中で、日本メーカーの影がどんどん薄くなっていっている。富士通が携帯電話市場から撤退すると、残る日本メーカーはSONY、京セラ、シャープだけになるが、シャープも台湾メーカーの傘下に入るので、実質2社だけということになる。時代を感じてしまうが、僕自身がiPhoneユーザーなので、日本メーカーを応援する気は無い。日本メーカーのAndroid端末は、OSのアップデートに対応できず、実質セキュリティホールが空いたまま使わざるを得ず、リスクが大きいからである。僕がガラケーからスマートフォンに移行した時に、最初はパナソニックのスマートフォンを視野に入れていたのであるが、家電量販店でiPhone 4の一括0円キャンペーンでハマってしまい、そのままになっている。ただ、会社の同期がパナソニックのスマートフォンを購入し、使いづらさに閉口していたのを見ると、iPhoneにしてよかったかな、と思っていた。日本独自の顧客サービスが、スマートフォンにおいては裏目に出ていたと思う。僕は多分今後もiPhoneを使い続けると思うが、日本メーカーの無残さには、ちょっと気になるとはいうものの、積極時に応援する気にもなれないというのが本音である。