auが共食い

今日、iPhoneのウィジェットをいじっていたら、ニュースで面白い見出しを見た。「KDDIが共食い」というもので、日経新聞の記事である。せっかくなので日系の電子版をよく読んで見ることにした。すると、2016年度あたりはauから格安SIMへの転出が非常に多かったことが語られている。特にSoftbankのサブブランドであるY!Mobileへの転出が多かったらしい。KDDIグループからの転出を阻止するために、2016年秋ごろから、グループ子会社のUQ WiMaxの手がけるUQ mobileを大プッシュして、顧客をUQに繋ぎとめようとしたところ、功を奏してUQの顧客は増加傾向にあるという。しかし、困ったことにauからUQへのMNPが全体の5割を越してしまっているという現実があるという。そのため、一人当たりの支払い代金の平均が下がることを恐れて、auはUQに毎月、加入者の実態調査を報告させ、auからUQへのMNPが5割を超えないように指導しているという。まあ、同じような回線、速度で値段が1/3に下がれば、その気のある人はMNPするよな、と思う。でもこの歪な関係が他のMVNO業者(IIJmio、mineo)には面白くないので、総務省に意見を申していて、どうも来年春にはau並みの速度は出なくなるという噂は流れている。どちらにしても、サブブランドでしかないY! mobileと違って一応MVNOであるUQ mobileの先行きは結構不安定そうである。契約を1年経過後はいつでも解約できるコースにしておいて正解かもしれない。

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