レビューの詳細は、HUNTER KILLER(Blu-ray)/ハンターキラー 潜航せよ/輸入盤DVDで見た映画のレビューを参照のこと。「潜水艦ものにハズレなし」という触れ込みでこの「ハンターキラー 潜航せよ」は宣伝をしていたが、実際に鑑賞すると、そんなにできは良くないかなと思うところがある。というのも、潜水艦がメインの映画という感じが薄く、ロシアのクーデターを収めるため、単に潜水艦に任務指示が出たというだけの話であり、主役であるアメリカの潜水艦アーカンソーがクライマックスで一発の魚雷もミサイルも撃たないという、爽快感に欠けるところがあるからである。もちろん、クライマックスの展開でアーカンソーがミサイル等を撃ったら、大問題なのだが、それでもなんかもっと潜水艦同士の戦いとか、フリゲート艦との戦いを期待していた向きには、残念な結果に終わっているところがある。また、潜水艦の海底における圧迫感が、地上での特殊部隊のシーンも多いため、相対的に軽くなってしまうところがあるのも、欠点である。ただ、このBlu-rayはDOLBY ATMOS収録なので、劇場で5.1chで見るよりは音響効果はマシかなと思うところがある。全般的にはちょっと物足りないが、映像は美しいので、その点だけは見応えがある。
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