「いきなり!ステーキ」が失速、営業赤字に

「いきなり!ステーキ」といえば、割安でステーキが食べられるチェーン店である。ここ数年、店舗を拡充してきた。しかし、今年1年の成績はよくない。2019年12月期の営業利益は、7億3100万円の営業赤字になると公表している。上場以来発の営業赤字になるとのこと。運営元のペッパーフードサービスは、チェーン店同士の競合を理由として挙げているが、それはちょっと違うのではないかなと思っている。基本は度重なる値上げで割安感がなくなったのと、ステーキをそんなに何回も食べに行く食べ物ではなかったという点だろうか。僕はマリノアシティにある「いきなり!ステーキ」を一回だけ行ったことがあるが、値段の割にそんなに美味しいとは思わなかった。最近マリノアシティに行っていないこともあるが、行ったとして「いきなり!ステーキ」で昼食を楽しむかといえば、そんなことはないと思っている。ステーキを昼食に食べるのにはなんか抵抗感があるのである。他の客もそんな感じを持っている人が多いのではないかと思っている。ステーキを食べるからには美味しい牛肉を格安で食べたいという欲求はある。でも、「いきなり!ステーキ」ではその望みは叶えられない。それが客離れになっているのではないかと思う。これから、ペッパーフードサービスがどう新たな戦略を立ててくるのか、関心はある。でも、ステーキを食べに行くことはあまりないかなと思っている。

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