スター・トレック:ディスカバリー シーズン4 第8話「オールイン」(YouTube)

あらすじ

ブックとタルカは、ブックの船に搭載した試作品の胞子ドライブを使って、どこかに行ってしまった。リラク大統領はおかんむりで、ブックとタルカの後を追跡するよう指示するが、バーナムに対してはブックと親しい関係にあることから、10-Cの調査を独自に命じる。しかし、連邦の提督は、非公式にバーナムに対してブックの後を追うよう指示する。ブックとタルカは重力異常を爆破するためのエネルギー源であるアイソリニウムを入手すべく、ブローカーであるハズの元を訪ねていた。ブックはハズに対して借りがあり、ハズはアイソリニウムを入手するのには大量のラチナムを要求する。それを行うべく、ブックとタルカはハズの経営する賭博場の不正を検知する装置を改良していた。そこにブックの動きを予想したバーナムも部下であるオオセクンを引き連れてやってきた。ハズに対しては10-Cの付近の星図の入手を依頼し、さらにアイソリニウムの入手も要求する。ハズは儲けるためにバーナムに対しても大量のラチナムを要求する。その賭博場で格闘技の賭けが行われていて、オオセクンがその格闘技でラチナムを得ることを企む。何度も格闘技で負けるオオセクンだったが、彼女は諦めず、最終的には勝利し、大量のラチナムを手に入れる。しかし、その頃にはさらにアイソリニウムを欲する種族が現れたため、ハズはポーカーでアイソリニウムを渡す人を決めることにする。そのため、ブックとバーナムはポーカーで戦うことになった。

感想

物語がだんだん真相に近づいていっているが、今回の話は、ブックとタルカが重力異常を爆破するための起爆装置のエネルギー源であるアイソリニウムを入手するために悪戦苦闘する話と、ブックとコンビを組んでいた関係からブックの動きを見通したバーナムが同じくアイソリニウムを手に入れるべく、ブックと対立する話である。このエピソードを見る限りでは、ブックとバーナムの関係に終わりが見えてきてしまうのであるが、この二人の関係が今後どうなるのかが、物語の焦点の一つだと思う。このエピソードでは脇役にすぎないディスカバリーのクルーの一人であるオオセクンが奮闘し、彼女が目立つ場面が多く、新鮮な感じがした。その一方で10-Cと呼ばれる種族の能力の高さが判明し、連邦に危機が訪れることもわかってきている。この展開からさらにどう発展するのかが、今後の期待をもたせそうである。

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