アメリカ最大の家電量販店がBlu-ray/DVDの販売から撤退、2024年1Q近辺で

以前、ディズニーがオーストラリアとニュージーランドでBlu-ray/DVDの販売から撤退する、という記事を書いた。ディスクメディアの売れ行きの落ち込み具合はどの国でもひどいのだが、先週のTHE DIGITAL BITSのニュースによると、映画大国アメリカでも大手家電量販店、ベスト・バイがBlu-ray/DVDの販売を2024年1Qをめどに停止するという。これは結構大きなニュースであり、ディスクメディアの終焉にまた一歩近づいたことになる。

ベスト・バイでのBlu-ray/DVDの販売といえば、他の販売店では取り扱わないスティールブック仕様のケースを持ったディスクを専売で売っていたことで、マニアにとっては割と購入意欲を高める販売施策をとっていた。僕ですら時々eBayやAmazonマーケットプレイスでベスト・バイ専管4K UHD Blu-rayを購入したりして、コレクションしたこともある。ベスト・バイは当然アメリカ国外には販路を持たないので、eBayとかAmazonマーケットプレイスに頼らないとステイールブック仕様のディスクは買えなかったのだが、たまに買えるとなんか気分が良かったものである。

ディスク販路の最大市場であったベスト・バイがディスクの取り扱いをやめることで、アメリカでの最大の販路はウォルマートになるとのことなのだが、映画大国アメリカでもディスクの売り上げ減少に歯止めがかからず、ストリーミング配信に急激なシフトをしてしまっている以上、映画ディスクコレクターを止める時期が割と近いのではないかという気がしている。

日本でもストリーミング配信はAmazon Prime Video、Netflix、Disney+、Hulu、U-Nextなどに加えて12月からParamount+もサービス開始するので、ディスク市場の縮小化が激化するのは避けられないと思っている。時代として映画を見る媒体がディスクだった時代が終わりつつあるというのが実感である。まだ、いくつかの映画会社は日本でのストリーミング配信サービスをスタートしていないから、少なくともあと1-2年はディスクも買うとは思うが、ホームシアターのメインがストリーミング配信になっていくのは避けられないと思う。

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