iPhoneのWi-Fiで「プライバシーに関する警告」が出るのは、280blockerのDNS設定が原因

先日からふと気になっていたのだが、iPhone 13 ProでiOS 15.5で自宅Wi-Fiに繋いでいると、設定.appのWi-Fiの項目で、「プライバシーに関する警告」が出てくるようになった。詳細を見てみると、「暗号化されたDNSのトラフィックをブロックしています」という内容である。ネットで調べると、Wi-Fiルーターの設定に問題がある、という話が見られる。しかし、自宅Wi-Fiの設定を見ても、セキュリティ的には安全な設定になっているので、どこが問題か考えてみた。

以前、SoftBankで契約していた時、SoftBankの一括設定のSMSを飛ばすwebサイトで、動作がうまくいかない時が長く続いていた。その時は、実は広告ブロッカーアプリである280blockerの機能拡張でプロファイルをインストールしていたために、SMSが飛ばないように設定が書き換えられていた。

今回も280blockerが原因かなという気はしていた。iPad Proにも280blockerはインストールしてあるが、こちらは「プライバシーに関する警告」は出ていないので、iPhoneにインストールしてある280blockerの設定の問題だろうと思った。で、調べてみると、280blockerはSafariの他にも別のアプリの広告をブロックするために、専用のDNSに接続するような設定項目があり、280blockerの「高度な広告ブロック」の中の「DNSブロックを利用」がONになっており、またiPhoneの設定.appの「一般」の中にある「VPNとデバイス管理」の中の「DNS」も「自動」ではなく、「280blocker」になっていた。

それで、280blockerの「高度な広告ブロック」の中の「DNSブロックを利用」をOFFにして、iPhoneの設定.appのDNS設定を「自動」に変更して、一応電源OFF/ONを行ったところ、設定.appのWi-Fiの項目の「プライバシーに関する警告」は消えた。おそらく、280blockerが使うDNSがセキュリティ上問題があるものと思われる。iPhoneのWi-Fiに関する問題はこれで解消されるのだが、逆に他のアプリで出てくる広告をブロックできなくなったため、アプリの操作中に広告が出てきて、鬱陶しい。それもアプリによってはアダルト広告が出てくるので、外出先では使いづらい状態になってしまう。

また、iPhoneの設定を変えたことで、MacBook ProのFinderでのiPhoneとのWi-Fi同期ができなくなった。一旦Wi-Fiルーターを電源リセットして、iPhoneのDNS設定をOFFにしたところ、なんとか元に戻っているので、当面iPhoneのアプリの広告はブロックしないで、使用してみるつもりである。

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