「アイ・アム・グルート」シーズン1(Disney+)

あらすじ

グルート、初めての1歩

植木鉢に植樹されていたベビー・グルートは、そこから自力で歩き出そうとする。

リトルガイ

ベビー・グルートは、小さな異星人から神と崇められるが、それが故に苦労する。

グルート、捜査する

宇宙船にいたベビー・グルートは、謎の異星人の痕跡を見つけ、捜査を開始する。

グルート・お風呂に入る

お風呂に入っていたベビー・グルートは、体が葉でいっぱいになり、それを処理しようとする。

大傑作

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの似顔絵を描いていたベビー・グルートだったが、宇宙船の一部を爆破してしまう。

レビュー

マーベル・シネマティック・ユニバースの中で人気の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の人気キャラ、グルートの活躍をCGで描いた一編5分の短編アニメが、この「アイ・アム・グルート」である。夏休みのこの時期に5話を一気に配信開始しているが、1編が5分と短いので、全部見ても30分もかからないというお手軽コメディ作品に仕上がっている。それぞれのエピソードは、ベビー・グルートの頃のエピソードからなり、ベビー・グルートが巻き起こす騒動をテンポよく描いているのが特徴である。キャラクターボイスもグルートの声を演じているヴィン・ディーゼルが続投しているので、世界観は保たれている。物語はベビー・グルートが主役のCGアニメなので、他のキャラが登場しないと思っていたが、ラストのエピソードだけはあるキャラも登場し、話に華を添えている。短編アニメということもあってか、マーベル・ロゴの描写もなんと早送り描写になり、あっという間に終わるので、爆笑ものである。短編アニメなのに4K/DOLBY VISIONで映像は収録されていて、画面のアスペクト比も16:9のフルサイズで収録されているので、映像の精彩感や色彩の描写は見事としか言いようがない。手抜きはしていないということがわかる映像になっている。音響もDOLBY ATMOSで収録されているので、三次元サラウンド効果が絶大で、こちらも手抜きはしていないなと感じるところである。MCUの第4フェーズで映画とDisney+でのドラマ配信で追いついていくのに疲れた人もいるかもしれないが、この「アイ・アム・グルート」は、特に他のシリーズにはリンクしていないので、気軽に見られると思う。