比屋定篤子というシンガーの存在と、いくつかの楽曲はApple Musicで聞いたことはあった。ただ、比屋定篤子を指定して聞いたのではなく、Apple Musicのラジオで、僕の好みのステーションで、時々選曲される程度のものであったが。
以前から具島直子の楽曲は好きでよく聞いていたが、ネット上では「具島直子が好きならば、比屋定篤子の楽曲もお勧め」と書かれたレビューもあったりしたので、僕の中で名前は認識していた。ただ、まとめて楽曲を聴く機会はなかった。
10月下旬からやちむんにハマったことはこのブログで何回か書いているが、やちむんのリーダー、奈須重樹の伴侶が比屋定篤子であることを知ったのもネットの情報による。夫である奈須重樹の方がインディーズで知名度も低いのに対し、妻である比屋定篤子の方が一応メジャーレーベル契約で、知名度は多少高いというのも、不思議な話である。夫婦で別個に音楽活動しているというのも、面白い話である。
昨日、映画を見るために出かけたわけであるが、その移動中、比屋定篤子の楽曲を聞いてみたくて、Apple Musicのラジオで比屋定篤子を指定し、彼女の楽曲だけアルバムとは関係なく聞いてみた。沖縄出身の比屋定篤子ではあるものの、その楽曲に沖縄らしさを感じることもなく、爽やかなポップ・ミュージックとして成立しているなと感じた。
ただ、アルバムの中には沖縄民謡をアレンジした楽曲があったり、これまたポップな楽曲を奏でる流線形というバンドとのコラボもあり、なかなか面白いところはあると思う。具島直子系というか、同じジャンルの楽曲という印象が強く、聴きやすいと思う。
Apple Musicを契約していると、さまざまなアーテイストの楽曲が聴き放題になるわけであるが、今まで聞いたことのないアーティストの楽曲を閾値低く聴くことができるというのは、その魅力の一つかなと思う。ただ、アルバム単位で聴くことを前提にしていないので、アルバム単位のメッセージ性は薄れるところもあるとは思う。
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