第95回アカデミー賞ノミネート発表、「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」が最多10部門ノミネート

昨晩の22時に第95回アカデミー賞のノミネートが発表された。映画をあまり見ない日本観客に対するアピールとしてマスコミ的には、大ヒットを記録した「トップガン:マーヴェリック」が作品賞ノミネートというのが話題にするところであり、たしかにこの作品の話題性はノミネートに相応しいかなと思う。

ただ、個人的に昨年観た映画の中では、「トップガン:マーヴェリック」よりも優れた、そして評価の高い映画があり、賞レースの話題としてはミシェル・ヨー主演の「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」(3月3日日本公開)が作品賞を含む最多10部門11ノミネートされたのが大きいと思う。当然ミシェル・ヨーの主演女優賞と、キー・ホイ・クワンの助演男優賞もノミネートされている。賞レースの中では本命かなという気がしてならないが、対抗馬も強力なので、どこまで受賞するかはまだわからない。少なくとも主演女優賞と助演男優賞は受賞しそうな気がするが。

後、驚いたのが「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」からは助演女優賞でアンジェラ・バセットがノミネートされていたことである。ワカンダの女王ラモンダ役を好演していて、インパクト強かったのだが、アカデミー賞ノミネートは誇れるものだと思う。

「トップガン:マーヴェリック」は多分技術的な賞での受賞は考えられるが、こちらも「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」や「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」という強力な作品が控えているので、どう転ぶかはまだわからない。

結果がどうであれ、2022年に上映された映画で第95回アカデミー賞にノミネートされた作品は、映画業界の活気が戻りつつある現れのような作品たちで、3月の授賞式が楽しみになってきた。その前にもいくつかの映画賞が発表されるので、楽しみにしていきたい。

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