あらすじ
タイラーとキスしたウェンズデーは、幻視でタイラーがハイドであることを知ってしまい、タイラーがハイドであることを確認すべく、ネヴァーモア学園の生徒たちとタイラーを監禁する。そして、タイラーを拷問してハイドにしようとするのだが、生徒たちはそれに耐えきれず離れていき、ウィームス校長の知るところとなり、ウェンズデーは退学させられてしまう。学園を離れるときに、ユージーンが回復したという知らせを受けたウェンズデーは、ユージーンに面会に行き、ユージーンがハイドに襲われた時の状況を聞いたことから、ハイドのマスターが誰か確証を得る。それは、キンボット精神科医ではなく、ネヴァーモア学園の教師ソーンヒルであり、彼女は実は死んだはずのローレル・ゲイツの仮の姿であり、昔のジェリコで魔女狩りをしていたクラックストーンを復活させようとしていたのである。ウェンズデーは真相を知るが、ウィームス校長はソーンヒルに殺され、ウェンズデーもクラックストーン復活の手助けをするために監禁されてしまう。そして、クラックストーンは復活し、ジェリコで魔女だったグッディの末裔に当たるウェンズデーを殺害しようとする。ウェンズデーは瀕死の重傷を負うが、グッディの魂が復活し、ウェンズデーと融合することで、ウェンズデーは生き返る。そして、ウェンズテーはネヴァーモア学園の惨事を回避すべく、クラックストーンを始末しに行く。その頃、誘拐されたウェンズデーを探しに行ったイーニッドは、ブラッドムーンの中、ついに狼に変身し、ハイドと死闘を繰り広げる。
感想
シーズン1最終回は、想像以上に驚きの展開だった。エピソード7で或る程度の謎が解決したと思ったのだが、「まだ上映時間に間があるな」と思っていたら、結構「ハイド」の真のマスターの存在や、「ハイド」の正体、「火の雨が降る」という警告通りの展開、ジェリコ誕生時のクラックストーンとグッディの対決の続き、とクライマックスに来て怒涛の展開になっている。そして、1番の驚きは、「友達はいらない」と孤独を好んでいたウェンズデーに協力するネヴァーモア学園の生徒たちの活躍に尽きると思う。特にルームメイトのイーニッドは、人狼でありながら狼になれないという辛さを味わっていたが、土壇場で狼に変身し、ハイドと死闘を繰り広げるのだから、盛り上がること間違いなしである。ウェンズデーとクラックストーンの戦いも、ウェンズデーに融合したグッディの魂とのコンビにより、最強の状態になっているので、クラックストーンの魔力をものともしない力を得ていて、事態終結に向けて、興奮する。ラストは、まだ謎が残ったままだが、一応完結はしているので、とりあえず安心できる。それでいてもしかしたらシーズン2も制作されるかも? というニュアンスだけは残している。8エピソードで完結だったが、映像の精細さといい、DOLBY ATMOSのイマーシヴ・サラウンドの効果といい、またティム・バートンらしい雰囲気の作品として、楽しめたドラマであったと思う。
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