佐野元春もカバーした、大瀧詠一の「暑さのせい」がポカリスウェットのCMソングに

昨日から今朝にかけてのニュースで、気になったのは、大瀧詠一の未発表曲であった「暑さのせい」という曲が、6月3日からポカリスウェットのCMソングとしてテレビで流れる、ということであった。

この話を聞いた時、「佐野元春がアルバム”BLOOD MOON”をリリースした時に限定配信でAACファイルでダウンロードできた大瀧詠一の”暑さのせい”のカバー曲のオリジナルがCMソングになったのか」と勝手に思っていた。

しかし、YouTubeでポカリスウェットのCMの動画を見ていても、佐野元春がカバーした「暑さのせい」とはなんか違う。カバーしたから違うのではなくて、楽曲が根本的に違うのである。ポカリスウェットのCMソングの方は「暑さのせい」というフレーズが繰り返されるばかりなのだが、メロディが違うのである。

なんでだろう? と疑問に思って、ネットで調べてみた。するとWikipediaに回答が書いてあった。佐野元春がカバーした大瀧詠一の「暑さのせい」は、アルバム「大瀧詠一」に収録されている楽曲であり、CMソングの方はこの春に発売されたアルバム「NOVELTY SONG BOOK」に収録されている改訂版の方だったのである。つまり、同じ楽曲だが、アレンジとかが全く異なっているようなのである。

それを知って、合点がいった。大瀧詠一のオリジナルの「暑さのせい」は聞いたことないが、多分佐野元春のカバーに近い雰囲気の楽曲だと思うし、CMソングに使われる「暑さのせい」は、CMの雰囲気どおりにまた違う側面を持った楽曲に生まれ変わっているのだと思う。

6月3日からCMソングとして流される大瀧詠一の「暑さのせい」が、好評を博すのかどうかはわからないが、意外な選曲で好奇心を引いたと思う。テレビはあまり見ないが、CMを見る機会あったら、じっくり聞きたいと思う。YouTubeでも見られるけれど。

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