佐野元春 名盤ライブ「SWEET16」LIVE IN CONCERT ZEPP NAMBA(OSAKA) 2022.11.27を見ての感想

佐野元春の名盤ライブ「SWEET16」は横浜の公演を見に遠征はしているし、その後に有料配信された時にも見てはいる。ただ、配信版の時にはどうしてもMacBook ProとHomePod miniでの視聴になっていたから、映像と音響の迫力という点で劣るところは否めなかった。だから、Blu-rayでこの名盤ライブ「SWEET16」がリリースされると聞いた時には、結構期待したものである。それも、配信の時にはカットされたアンコール曲の二曲、「約束の橋」と「ヤング・フォーエバー」も収録するという完全仕様なので、楽しみに待っていた。

発売日は今日なのだが、昨日フライングでネット通販から品物は届いていた。ただ、じっくり見たいなというのと、先日AVアンプを買い替えたのでその音質チェックも兼ねたいなというのがあって、夜の視聴だとスピーカーの音量上げられないから、今日の昼、視聴をした。意図したわけでもないが、たまたま今日は会社を年休取得で休みにしたので、昼に見るのには何の障害もなかった。

内容はアンコール曲の二曲が追加されたのを除けば配信版と同じ映像なのでは、という気はするが、やはりBlu-rayならではの解像度と色彩表現でライブを実際に見ているかのような感覚に襲われる。もちろん、暗いシーンは映像にノイズが乗ったりして少々きついところもあるのだが、全般的に綺麗な映像であり、ライティングの魅力に溢れているように感じられる。

で、肝心の音質だが、収録音質は48kHz/24bitなので、定義にもよるがハイレゾとはちょっと言いにくいかなとは思う。ただ、AVアンプを買い替えて、初めての音楽ライブBlu-rayを再生すると、前に使っていたAVアンプと音質の違いが如実で、ベースやドラムの迫力はあるし、ギターの繊細な音色を拾っているしで、聞き応えがある。また、AVアンプの設定が2ch STEREOモードだったので、サラウンド効果はないはずだったが、2ch STEREOでも室内の壁面に音が反響するのか、意外と音の広がりを感じられ、音楽に没入できるように感じられた。今晩、全国の映画館で一夜限りの上映会をこの映像で行うとのことだが、音響に関して言えば映画館の方では5.1chにミックスし直しているみたいなので、興味はある。ただ、天候不順なのと、今週末は佐野元春の「今、何処TOUR」の福岡公演もあるので、あまり今日は出かけたくないなというところもあり、映画館には行かずにBlu-rayを堪能することにしたのだが、それでも十分楽しめた。

配信版ではコンサート本編だけ配信した後そのままエンドクレジットに流れたが、このBlu-rayではコンサート本編の後に続いてアンコール曲二曲がそのまま流れる形になっていたので、テンションが切れることもなかった。これが、一旦メニュー画面に戻って、別メニューでアンコール曲選択だと、テンション切れるな、といったところである。ただ、「約束の橋」はまあ「SWEET16」発売に合わせて佐野元春にフォーカスが当たっていた時にテレビドラマの主題歌として使われて大ヒットしたので関連なくもないかな、と思っているが、「ヤング・フォーエバー」の選曲だけは今でも謎である。

昨年の秋から始まった名盤ライブ「SWEET16」も、このBlu-rayリリースと今晩の映画館上映で完結だろうと思うが、今聴いてもいいアルバムだったと思うし、アルバム再現ライブに実際に参加できただけでなく、今日、こうしてBlu-rayでライブの模様を自宅でもじっくり楽しめたのは、とても楽しいひと時だったと思う。

名盤ライブ「SWEET16」Blu-ray

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