土岐麻子、3年ぶりのニューアルバム「Lonely Ghost」を聴いての感想

今年は土岐麻子のライブに2回足を運び、ベストアルバム『Peppermint Time』も購入しているため、例年以上に土岐麻子の音楽に触れる時間が多い一年となった。

そんな中、前作『Twilight』から3年ぶりとなるニューアルバム『Lonely Ghost』が、本日リリースされた。実際にはネットショップで予約購入していたため、昨日の昼にCDとBlu-rayが手元に届いており、昨夜の仕事後に夕食を済ませた後、さっそく1回聴いてみた。

今日も仕事中にAmazon Echoを使い、Apple Musicで配信されているアルバムを2回聴いた。また、仕事終わりにスーパーへ買い物に行く際には、前半の5曲をiPhoneとAirPods Pro 2で楽しんだ。

さて、肝心の感想だが、今作の作曲や楽器演奏のほとんどを担当しているのはトオミヨウだ。過去のコラボ作品と比べると、どことなく不安定な印象を与える楽曲が多いように感じた。前作『Twilight』はコロナ禍にリリースされた作品で、その重厚感が特徴だったが、今作はそこまで重くはない。それでも、『Pink』などの作品と比較すると、どことなくポストコロナ禍を象徴するような重苦しさが漂っている。

収録時間は37分と短く、アナログレコードに収まりの良い構成だ。全10曲収録のため、1曲あたりの長さも短めだと感じる。また、ループ演奏が多用されている点も印象的だ。

アルバムを通して現在までに3回半ほど聴いてみたが、まだ完全に体に馴染んでいない。タイトル曲の『Lonely Ghost』は、すでにライブで披露されていたことや先行配信、YouTubeでのMV公開もあったため、最も親しみやすい曲に思える。しかし、この曲も転調が多く、不安定な印象を強く受ける。

今回のアルバムは、土岐麻子が事務所を独立してから初めてのオリジナルアルバムでもある。だからこそ、じっくり聴き込みたいという思いがあるし、2025年2月に予定されているアルバムリリース記念の東名阪ツアーのチケットも確保している。そのツアーに向けて、それまでにアルバムを体に馴染ませていきたいと思う。

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