劇場公開されるや否や、全世界で大ヒットを記録している「バービー」の北米での興行収入が、劇場公開開始からわずか35日間で5億7540万ドルに達し、今年1番のヒット作になっていた「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の記録である5億7400万ドルを超して、北米では今年最大のヒット作として君臨することになった。
僕個人も「バービー」をT・ジョイ横浜のDOLBY CINEMAに見に行き、その出来の良さに感服していたので、この北米での興行収入今年最大のヒットというのは頷ける話である。実は北米だけでなく、全世界の今年の興行収入も「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の持つ13億5000万ドルに迫る13億ドルまで来ているので、「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の記録を追い抜くのは時間の問題かと思う。
日本ではヒットしていないという書き込みを以前したことがあるが、どうも映画専門サイトのニュースを見ていると、都市部での観客動員はそこそこあるらしい。ただ、地方での観客動員が振るわないので、トータルでヒットしていない状況を生み出しているとのことである。都市部での観客動員が功を奏しているのか、公開2週目の週末の観客動員は初週と同じく8位に位置していて、変に落ち込むこともないので、意外と日本でも粘るのかもしれない。ヒットとは言えない状況ではあるが。
どちらにしても、女性監督作としては最大のヒット作であるし、配給会社であるワーナー・ブラザースの配給した映画の中でも史上最大のヒット、歴代世界興行収入ランキングでも「アナと雪の女王」の記録を抜いて20位に位置するなど、コロナ禍以降の映画としては異例のヒットになっているので、「バービー」がどこまで記録を伸ばすか、様子を見たいと思う。
コメント