レビューの詳細は、ワイルド・スピードX2(4K UHD/iTunes Movies)|Apple TVで観た映画のレビューを参照のこと。
毎週日曜は映画を観る日にしているのだが、8月4日にスピーカーを購入してしまい、商品の配送が8月7日なので日曜日である8月6日はおそらく今使っているBOSEの5.1chスピーカーシステム最後の使用になるから、できれば高品位な4K UHD Blu-rayやDOLBY ATMOS仕様の映画ではなく、気軽に見られるアクション物がいいかなと思って見たのが、この「ワイルド・スピードX2」である。以前、輸入盤Blu-rayでも鑑賞はしているのだが、ストーリーは完全に忘れていて、かつiTunes Moviesでは4K UHDで配信されていたので、画質チェックの意味も含めてこの映画を見てみた。
ストーリーを完全に忘れていたから、結構新鮮な気分で見ることができたが、そもそもストーリーに重きを置いていない映画であり、基本カーチェイスの派手さをどこまで競うかという内容の映画である。なので、見終わった後、ストーリーはあっという間に忘れる類の映画であり、見ているときだけアドレナリンが放出される類の映画として存在している。
ドラマも一応はあるのだが、主人公の内面が描かれていないので、感情移入はしづらく、とにかくカーアクションに身を委ねるだけの映画になっていると思う。それはそれでホームシアターの楽しみとしては成立しているとは思うのだが、後に残る何かはない作品ではある。
映像は4K/HDR10で収録されていて、割と精細感のある映像にHDR10による高輝度のカラフルな色彩が画面狭しと映り込み、映像の魅力は結構あると思う。映画の舞台がマイアミなので、マイアミという土地のカラフルさ自体が画面に映り込んでいるかとは思う。
音響は4K UHD Blu-rayだとdts:Xのイマーシブ・サラウンドなのだが、この配信版はDOLBY DIGITAL 5.1chのチャンネルベースのサラウンドである。とはいってもチャンネルベースのサラウンドとしては結構効果的に音を配置しており、車の移動感や配置感などはかなり効果的に使われていて、映像に没入する感触は味わうことができる。
この「ワイルド・スピードX2」とその続編で評価がダダ下がりしてシリーズ終了かと思ったら、未だにシリーズが続いているのも、このカーチェイス映画としての地位がある程度築けているのではないかと思うので、この映画も気軽にに見ておいた方が良いかと思う。
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