「ロキ」シーズン2第5話「サイエンス/フィクション」(Disney+)

あらすじ

TVAの時間織り機が分岐時間軸を束ねられなくなり、崩壊してしまった。気がつくとロキは一人、TVAの中にいたが、再び時間移動を繰り返す。誰一人いなくなったTVAは崩壊し、ロキも分岐時間軸のいずれかに移動させられる。複数ある分岐時間軸では、TVAのメビウスたちがTVAでの職務を知らずに人間としての生活を営んでいた。時間移動でO.B.と再会したロキは、TVAのことを知らないO.B.にTVAハンドブックを渡し、時間移動できるタイムパッドを制作するよう指示する。そして、タイムパッドを完成させたO.B.と共にロキはTVAのことを知らないメビウスたちTVA職員たちを招集し、時間織り機の崩壊前にタイムトラベルをして、崩壊を食い止める試みを企む。しかし、それを行うメンバーの一人、シルヴィだけはTVAのことも記憶していて、ロキの依頼を断って分岐時間軸での生活を過ごす選択をする。シルヴィはレコード店でレコードを聞いていたが、彼女のいる分岐時間軸も崩壊してしまった。シルヴィはTVAに移動してロキに協力しようとする。しかし時すでに遅しで、メビウスたちは崩壊していく。残されたロキだったが、ある理由から時間移動を操れることを発見し、最後の賭けに出る。

感想

第4話で時間織り機が崩壊し、そこで物語が終わってしまったがために、今回見るエピソードがどう展開するのか高い関心を持っていたが、第5話は最終話に至るまでの助走期間としてのエピソードだったな、というのが感想である。物語としては大きく進捗があるわけではなく、むしろまた1からやり直しという展開であったが、ロキ自身が自分に起きている時間移動の制御方法をラストで学んだことだけは、最終話に向けての前進である。時間織り機が崩壊して、TVAもなくなり、TVA職員だったメインキャラは全てTVAの記憶もなく、分岐時間軸で普通の人としての生活を送っているのだが、ロキの要請によりTVA崩壊を食い止めるための作戦に加わるというのは、まっさらな状態からのスタートになっている。ただ、シルヴィだけは記憶を保持しているというのが、謎といえば謎であるが、シルヴィはロキの変異体なので、彼女の立ち位置が特殊なのである。来週、最終回を迎えるが、どうオチをつけるかが非常に気になるところである。

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