本日、iOS 17.4とiPadOS 17.4だけ先にリリースされた。EUのデジタル市場法に合わせて先行リリースのようで、macOSやwatchOSは来週以降のリリースになりそうである。
このブログではiOS 17.2のiPhoneをMacで同期すると、「同期を準備中」で止まる場合の対処法がよく読まれている。多くの人がトラブルに巻き込まれていることを実感するのだが、iOS 17.2のiPhoneをMacで同期すると、「同期を準備中」で止まるバグはiOS 17.3とmacOS 14.3で解消という記事でiOS 17.3で時間はかかるが「同期の準備中」から先に進むことは確認した。
しかし、iOS 17.3.1のiPhoneとMacを同期した時に「同期を準備中」で止まる場合はあるという記事でも書いたように、1回だけだが「同期を準備中」のまま30分経過しても先に進まず、結局アクティビティモニタでMDCCrashReportToolを強制終了させて同期を止めた経緯がある。
今日、iOS 17.4だけ先にリリースされたのでiPhoneをアップデートして、MacBook Proと有線同期をかけるとどうなるかテストしてみた。有線同期と言っても、テストのためにわざわざiPhoneとMacBook Proを接続したのではなく、単にiOSのアップデートを行うためにiPhoneとMacBook ProをUSBケーブルで接続してアップデートを行い、その際に同時に行われる同期についての挙動を見ただけである。なので、今後変化があるかもしれない。
ただ、その時の同期の挙動を見ていた限り、改善している感はある。iOS 17.4にアップデートした後の同期では、「同期を準備中」でやはり止まったのだが、1分程度待っていたらそのまま先に進んでしまい、最後はスキップしたかのような状態で処理が終わっている。
海外のMac Rumorsのフォーラムを見ても「改善した」という書き込みが見られたので、問題は解決なのかなという気がしないでもない。ただ、ログはmacOSには残っていないのは気になるが。
今後も動作チェックはしていて、問題が大きくなるようならばこのブログに書きたいし、とりあえずアクティビティモニタを起動してのMDCCrashReportToolを強制終了するという手段は残されているので、手の打ちようはあると思っている。
その後の動作チェックの結果、問題解決
昨晩、iPhoneを充電するために、MagSafeデュアル充電パッドにiPhoneを置いた。Wi-Fi同期をするよう設定をしていたので、iPhoneをMagSafeデュアル充電パッドに置くとMacBook Proとの同期が行われる。その際、「同期を準備中」で少し止まったが、その後「診断情報をコピー中」の表示が出て、大量の診断情報がmacOSにコピーされた。iOS 17.3の時にはペアリングしてあったApple Watchの電源を切った状態でのみこの「診断情報をコピー中」の表示が出て診断情報をコピーできたのだが、今回はApple Watchは電源入れたままで動作した。その後、同期は完了し、macOSのログファイルを見るとiPhoneのログがコピーされていたので、問題自体が修正されて解決になったのだと判断した。iOS 17.2からずっと悩まされていた問題がようやく解決したので、安心して同期できる。
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