ホワット・イフ…? シーズン3第8話「もしも…もしかしたら?」(Disney+)

あらすじ

ウォッチャー、ウアトゥはかつて他のウォッチャーから教育を受け、マルチバースを見守る役割に就くことになった。それは、マルチバースの世界には介入はしない、という条件はあった。しかし、ウアトゥはしばしばマルチバースに介入したため、他のウォッチャーから裁きを受けようとしていた。

裁きを受けるのはウアトゥだけではなかった。ウアトゥが目にかけていたキャプテン・カーターも裁きを受けようとしていた。しかし、ウォッチャーのいる第5次元にインフィニティ・ウルトロンとストーム、カホーリ、バーディーがやってきて、ウアトゥとキャプテン・カーターを救出しようとする。

インフィニティ・ウルトロンはウォッチャーたちに攻撃を仕掛けるのだが、ウォッチャーは強大で倒されてしまう。ウアトゥやカーターたちはマルチバースの世界に逃げ込もうとするのだが、ウォッチャーたちに捉えられてしまい、戦いを強いられる。ウォッチャーの力は強かったが、ウアトゥが呪文をカーターたちに唱えさせたことで、カーターたちのパワーはウォッチャーと同等になり、カーターたちとウォッチャーの戦いは熾烈を極める。劣勢になるウォッチャーたちだったが、最後の手段としてカーターたちの存在をマルチバースから全て消滅させるように動こうとする。存在の危機に陥ったカーターたちだったが、カーターは諦めなかった。

感想

最初は、単にMCUのタイムラインとは別の「もしも…?」という展開から始まったこの「ホワット・イフ…?」だったが、最終的には第5次元でマルチバースを見守るウォッチャーと、キャプテン・カーターとウアトゥとの戦いにより、マルチバースにおける世界観の確立に一躍を買ったラストとなり、MCUのタイムラインとそれなりに相互連携している展開で決着をつけたので、結構手に汗握る話になったと思う。

ウォッチャーとの最終決戦で戦うのがウアトゥを除けば、全て女性ヒーローというのも、時代を反映しているな、という印象が強い。特にキャプテン・カーターは、登場した当初は単に「もしも、キャプテン・アメリカが女性だったら」という展開だったのに、このシリーズの中心的存在になっているのは、作風を決める要因になっていると思う。

前エピソードでは、オープニングクレジットがウアトゥではないウォッチャーから見たマルチバースの世界の説明でいつもと違っていたのだが、この最終回ではラストに全てのクレジットがまとめられ、最初から物語を飛ばしているので、テンションは上がる。

これで、シリーズは完結したわけだが、MCUのDisney+で3シーズンも継続した作品はこの作品だけなので、人気が高かったのだろうなと思う。こちらとしても毎回楽しませてもらったシリーズだったなと思う。

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