昨晩、土岐麻子の3年ぶりとなるニューアルバム『Lonely Ghost』を携えた東名阪ツアー「Lonely Ghost TOUR」を日本橋三井ホールで観てきた。
2024年はすでに2回、土岐麻子のライブに足を運んでいるが、オリジナルアルバムのプロモーションツアーとしては、前回の『Morning Twilight』を福岡のGate’s7で観て以来となる。横浜で暮らし始めてから初めて、彼女が時折会場として使用する日本橋三井ホールを訪れたが、地下鉄・三越前駅からすぐの距離にあり、交通の便は非常に良いと感じた。
チケットをよく確認していなかったため少し驚いたが、やはり1ドリンク代が別途必要であった。いつものようにビールを頼み、ライブ前に飲んだのだが、全席着席のスタイルだったのでじっくりと聴くことができた。これがオールスタンディングであれば、少々厳しかったかもしれない。
東名阪ツアーの中で、チケットがソールドアウトしたのはこの日本橋三井ホールのみのようで、多くのファンが集まっていた。ライブが始まると、土岐麻子のMCで「今日は途中で休憩を入れます」との発言があり、なんと二部構成であることが判明。そのためか、比較的長めのライブとなった。休憩時間には観客の多くがトイレに向かい、大混雑となっていたのが印象的だった。
肝心のライブだが、ニューアルバム『Lonely Ghost』の収録曲はすべて披露され、大いに満足できた。ただし、二部構成となったことで、前半と後半の最初に演奏された楽曲が、それぞれ第1曲目としての選曲だったため、前半からの流れをつなげるというより、リセットして再スタートしたような印象を受けた。
また、過去の楽曲も多く披露され、懐かしさを感じる場面もあった。今回は、ソロデビュー20周年記念イベントの一環としてのファイナル公演ということもあり、久しぶりにライブで聴く楽曲や、初めてライブで聴く楽曲もあり、新鮮な気持ちで楽しめた。
土岐麻子のライブといえば、長めのMCも特徴のひとつである。今回もユーモアに富んだ話が多く、会場を和ませていた。もう少しMCを短縮し、演奏曲を増やしてほしいとも思うが、彼女のライブの魅力のひとつでもあるため、これはこれで良いのかもしれない。
今回はグッズ販売でアナログレコードも購入し、個人的には大満足である。ようやく、アルバムのプロモーションライブをじっくり堪能できたことで、心地よい余韻に浸ることができた。
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