アメリカを始めとする世界中の映画コレクターが注目するビデオレーベルが、クライテリオン・コレクションである。アメリカの企業なので、当然日本語字幕も吹き替えもなしだが、世界中の名作映画を最高のクオリティでビデオ化するとあって、日本映画も多数ビデオ化されている。そのクライテリオン・コレクションが2021年3月にリリースしたのが、「ウォン・カーウァイの世界」というBlu-rayのBoxセットである。香港映画に新境地を開いた映画監督、ウォン・カーウァイの代表作7作がパッケージされているもので、価格も$199する。このBoxセットには「恋する惑星」も入っていて、気にはなっていた。「恋する惑星」は見たい映画だったのである。ただ、2008年に一度クライテリオン・コレクションとして単独で「恋する惑星」はリリースされていて、今は廃盤状態でアメリカAmazonで価格を調べると$300程度してしまう。それならば、「ウォン・カーウァイの世界」のBlu-rayを買った方が得である。その「ウォン・カーウァイの世界」のアメリカAmazonの価格が半額の$99まで下がっていた。ただ、在庫がなく、2-4週間待ちの状態だった。その他のショップを調べると17000円程度+送料で売っているようだったが、ふと、日本Amazonで価格を調べると、15709円。当然送料はかからないし、アメリカAmazonで待たされる時間を考えると、3000円の価格差もそんなに悪くない状況だった。それも日本Amazon自らが在庫を持ち、販売しているので、新品だし、信頼もおける。それで昨日注文を入れたら、今日の昼前には品物が届いてしまった。パッケージはずっしりと重い。ネットでは、「このBlu-rayの再生ができない」というクレームもあるようだが、それは今度の週末確かめてみようと思う。今回、日本AmazonでBlu-rayを購入して分かったのは、クライテリオン・コレクションのBlu-rayは、日本Amazonでも多少割高だが、新品を購入可能であるということである。今後も、何か欲しいクライテリオン・コレクションのBlu-rayがあったら、日本Amazonも覗いてみようと思う。
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