あらすじ
テンディは炭素から犬を生み出して、一人はしゃぐが、その犬は何か変だった。その頃、セリトスの艦長や副長は特殊任務で船を離れたため、臨時艦長が送られる。その艦長はラムジーと言い、実はマリナーのアカデミー時代の同窓生だった。同じアカデミーを過ごしながら、片や艦長、片や少尉という立場に二人は戸惑う。臨時艦長に認められようとするボイムラーは、ラザフォードの転送装置の実験に参画し、その影響で位相がずれた状態になってしまう。ボイムラーはファームという医療施設に送られることになるが、その輸送船はフリークスたちの溜まり場だった。ラムジー艦長は合流する予定の船が来ないことに不信を抱き、その船を探索すると、エネルギーを失った状態で発見される。転送で生存者を探すラムジーとマリナーだったが、船のエネルギーを復活させると謎の生命体がクルーに襲いかかってきた。
感想
今日のエピソードは、マリナーの過去と今の主義を垣間見ることのできる貴重なエピソードだったと思う。同じアカデミーの同窓生ながら、今や艦長になっているラムジーと、少尉のままのマリナーの考え方の違いが明確になっていて、マリナーが意地で少尉のままでいることが、明らかになる。その辺の展開は面白いものになっている。一方で臨時艦長であるラムジーに認められようと転送実験に参加するボイムラーは位相がずれた状態になってしまい、ファームと呼ばれる医療施設に移動させられることになる。その船がおどろおどろしくしている上に、治療を必要とする士官が皆フリークスなので、先行き不安な状態でどうなるのか、引っかかった。実はファームは楽園だったので、オチとしてはよくできていると言えるが。アニメながら、スター・トレックらしい展開に楽しませていただいた。
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