あらすじ
連邦の船に記録されていたブラックボックスから、マイケルは連邦の船に起きた大火の原因となる、時間差を発見する。それを連邦に報告するマイケルだったが、大火が起きる前から連邦はダイリチウムの不足に悩み、新たな運航システムを研究していた。しかし、その方法が危険という主張をしていたのがニバーだった。ニバーはスポックの働きかけのもと、バルカンとロミュランが統一した後の名称で、新たな運航システムの研究結果であるSB19を持ったまま、連邦を脱退していた。連邦はニバーにディスカバリーを派遣し、マイケルにSB19を入手するよう指示する。ディスカバリーでは、マイケルを副長から解任していたが、少尉であるティリーに副長の打診がサルーからあった。役職の位に関係なく、皆を引っ張っていけるとの判断だった。ティリーは思い悩み、スタメッツに相談する。ニバーに着いたディスカバリーは、マイケルの指示のもと、審議会が開かれ、SB19の情報開示を求めるマイケルだった。マイケルの補佐には母親がつくことになった。ニバーにたどり着いていたのだった。その審議会では論理的な展開でSB19を開示するかどうかを議論していく。
感想
連邦弱体化の原因となった大火について、少し進展があったのが、今回のエピソードである。ニバーという新しい惑星が登場したかと思ったら、実はスポックの献身により統一化を果たしたバルカンとロミュランの住む惑星ということで、過去のエピソードにうまくリンクしている。スポックの過去の映像も登場し、スター・トレック・ファンには嬉しいサービスである。そのニバーが連邦が大火の前に新しい運航システムを研究していたSB19というシステムを所有していて、それが大火の原因に関係しているらしいことから、マイケルがSB19を手に入れるべく、ニバーと論理的対戦をしていくのが話の中心になる。マイケルをサポートするのがマイケルの実の母親というのも、意外な展開である。その審議会の行方も白熱しているが、一方でディスカバリーの副長をティリーに指名するサルーというのも、話の意外性があって、面白い。エピソードは中盤に入りつつあるが、今後の展開が気になるところである。
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