あらすじ
ピカードに助けを求めてきたダージは、ロミュランの秘密組織に消されてしまった。その調査を開始したピカードは、かつての友であるデータ少佐と同じAIを持つダージの双子がいると確信する。その双子であるソージは、ロミュランの組織の中にいて、廃棄されたボーグ・キューブで調査をしていた。ピカードは、事態解決のために再び宇宙に出るつもりでいたが、宇宙艦隊の提督はピカードの発言や行動を快く思わず、ピカードの行動をとがめた。そして、宇宙艦隊と繋がっているロミュランの秘密部隊は、さらに秘密行動を起こそうとしていた。
感想
「スター・トレック:ピカード」は、シリーズが1話完結ではなく、連続ドラマとして制作されているが、今作でAIを搭載したアンドロイドが火星を攻撃した事実が明らかにされる。それがピカードが惑星連邦から退任する決意をさせた事件だったわけだが、それを第2話で挿入することで、話がスッキリしてくる。そして、今作は母星を失ったロミュランの暗躍が描かれているのが特徴である。ロミュランはある意識をもって廃棄されたボーグ・キューブを調査していることが明らかにされ、話が今後複雑化することが予定されている。その一方で引退したピカードが再び宇宙に出て、自分の目の前で起きた事件の解明に努めることが明らかにされるのだが、惑星連邦が彼の行動を認めていないことも物語を面白くさせている要因になってくる。今後の展開が期待されるストーリーである。
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