1990年ごろのことだが、小室哲哉が1億円を払って購入したという「Synclavier(シンクラビア)」というシンセサイザーが話題になっていた。小室哲哉のファースト・ソロ・アルバム「Digitalian is eating Breakfast」で、そのSynclavierは遺憾無く発揮され、未来を感じさせるものであった。月日は流れ、30年近く経った最近、このSynclavier IIをiOSに移植するというとんでも無いことが起こった。価格がこれで1億円だとぶっ飛ぶところであるが、iPad版で3600円、iPhone版はアプリ内課金があるとはいえ、基本無料という超デフレ。で、その出来も当時のSynclavier IIを完全にiOSに移植できているというコリ具合。音楽は聴くものの、楽器の弾けない僕的にも、ちょっと気になるアプリが出てきたなというところである。ちなみにiPad版は「Synclavier Go!」という名称のアプリで、iPhone版は「Synclavier Pocket」という名称になっている。まあ、これをインストールしたからといって、小室哲哉のような楽曲が作れるわけもないのだが、なんか興味の湧く話ではある。iPhone版は無料なので、インストールしてみようかと考えたり。
コメント