レビューの詳細は、SCOTT PILGRIM VS. THE WORLD(Blu-ray)/スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。コミックの実写映画化という内容だが、IMDbでの評価の高さに反比例するかのように、興行収入的には惨敗している作品。テレビゲームとか、カンフーとか、ロック好きには結構楽しめる映画なのではないかと思うが、そういうのに縁のない人には、世界観についていけないと思われる映画である。冒頭から芸の細かい映像表現をしているので、これについていくのは最初は戸惑うと思う。それを乗り越えれば、結構面白いのだが、また登場人物への感情移入の度合が難しい映画で、それも駄目だと、やはりこの映画についてはいけない。結構ハードルの高い映画だと思うのである。個人的には一部登場人物に感情移入できなかったため、主人公スコット・ピルグリムの行動に納得いかないところはあったが、スコットのバトルシーンは、結構カンフーが入っていたので、ボンクラ映画としてはまずまずの面白さだと思った。その辺が作品を楽しめるか楽しめないかの分かれ目だと思う。
コメント