アムロはサイド6にいる父に再度会いに行こうとして、雨に降られる。雨宿りをしようとしたアムロは、ララアと出会ってしまう。そこで何かがアムロの中で生まれた。父との別れを終えたアムロは、車を泥にはまってしまい、身動き取れなくなる。そこに現れたのはシァアとララアだった。偶然とはいえ、宿命の出会いにより、アムロは緊張をする。ホワイト・ベースはサイド6を出発しようとしていたが、ミライの元許嫁、カムランが護衛をかってでる。断るミライだったが、スレッガーの平手打ちにより、カムランにお願いをする。サイド6を出発したホワイト・ベースは、コンスコンの艦隊と交戦をし、これをかわす。
今エピソードは、アムロとシャア、ララアの出会いを描いたという意味で、重要なエピソードである。今まで敵同士で戦ってきた二人ではあるが、人間としての出会いはアムロとシャアにはなかったので、その二人が生身の状態で出会うというのは、かなり重要である。そして謎の少女、ララアとの出会いもアムロを大きく変えていくきっかけとなる。コンスコンとの戦いでアムロの反射神経が拡大して行くのは、その一環だろうと思われる。もう一つのエピソードとしては、ミライと元許嫁、カムランとのぎこちない関係を描いたという点で、複雑な人間関係を表していると思う。ミライのためと動くカムランを既に見切っていたミライと、それが分からないカムラン。カムランを拒絶するミライを殴るスレッガーとミライとの関係、その辺の微妙な人間模様は、ガンダムがただのロボット物で終わっていないことを表していると思う。
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