映画「オズ はじまりの戦い」の公開を記念した訳でもないが、いくつかの出版社から元ネタになっている「オズの魔法使い」の原作本が出版されている。今回は角川書店版を読書。映画が有名で、観てみたいと思うようになってきたが、輸入盤は結構売れてしまったのか在庫分が高額で取引されているので、原作本で世界観を知ることにした。内容は全然知らずに読んだのだが、大人も楽しめるとはいえ、基本的には児童文学だと思う。展開が意外と一辺倒な感覚があるし、主人公たちの苦境が、あまり困難さを伴っていないような感じもする。オズの正体があれなのも膝がっくしだし、ドロシーと仲間たちの友情を育む感じもあっさりし過ぎの感じがする。読みやすい本だとは思うが、期待していたほどではなかったかなと思うのが正直なところ。
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