日本の家電メーカー、4Kテレビに突き進む

間もなくアメリカはラスベガスでCESという展示会が開催される。これは世界最大の展示会で、一般消費者向けのショーとして、広く認知されている。その中で韓国、中国勢の攻撃にあい苦戦している日本のテレビ業界が、高画質化で体勢を立て直そうとしている。それが4Kと呼ばれるもので、現状のハイビジョンの4倍高品質な画面を提供するというものである。もっともこれがあっても、肝心のソフトに4Kのものがないので、当面はハイビジョンからのアップコンバージョンに頼るしかないという有様。しかし、それを割引いても4Kの高画質は素晴らしいと思った。デモを量販店で見たが、圧巻だった。問題は高画質だけで消費者に訴求できるかということ。値段も安くないし、一般市民にとっては眼中にないといってもいいのでは、と思う。当面はマニアのものになりそうで、そこからどれだけ普及帯に降りてくるかが、キーポイントだと思う。

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