TechCrush Japanの記事によると、どうもネット書店の最大手Amazonが近日中にリアル店舗をシアトルに開設する模様だと伝えている。リアル店舗といっても本を売る店ではない。電子書籍のリーダーであるKindleを売るショールーム的な店になるというものらしい。これはじつは怖い話だと思う。というのも電子書籍の市場拡大がアメリカではそれなりに進んでいる中で、まだ紙の本に拘る人に対して、Kindleを実店舗で売ったり、ショールーム的に実機を触れるというのは、かなり大きな効果を与え、ますますAmazonの独占化が進むのではないかと思うからである。日本ではまだKindleは出ていなかったと思うが、アメリカで成功すれば、いずれ日本にもやってくることは予想がつく。僕個人としてはまあ紙でも電子書籍でも読めればいいという気はするが、前にも書いたように本屋でめぼしい本をペラペラめくって買うか買わないかを判断できなくなるのは寂しい気はする。この話は出版界としては要チェックであろう。
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