「ウェブで儲ける人と損する人の法則」中川淳一郎 ベスト新書

著者はネットニュースの運営などで、稼いでいる人であり、その人がこれまでの経験を元にネットでウケるための内容の持っていき方を指南した内容。以前本屋で「ウェブはバカと暇人のもの」という本を見かけて読もうと思っていたが、何か自分も馬鹿になったような気がして買うのを躊躇してしまったが、実際にウェブは暇人とバカ(この場合のバカは本当の馬鹿ではなくバカを演じられる人のことを指す)のためのものであり、その人達からどうリアクションを引き出されるかを、個人、法人と分けて記してあるのが特徴である。そこで僕的に印象に残ったのがタイトルのつけ方。僕も気にはしているが、まだまだつけ方に改善の余地があることが記憶に残っている。また、ネット上ではテレビを毛嫌いしているが、実はネットとテレビの親和性が高いことを述べているのが面白い。確かにネット上ではテレビに関する話題が多いと思う。僕はあまりテレビを見ないからその辺はあまりネタを持っていないのだが、こういうのもアリかなと思う。とにかく面白くて、あっという間に読めてしまう本であり、値段なりの価値はあると思う。

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