とある惑星を探査中のジェインウェイ艦長とチャコティ副長は、惑星の土の中に住む虫に刺されてウイルス感染し、惑星から出られなくなる。ドクターが治療法を探したが見つからず、トゥヴォックは二人を置いて惑星を離れる決意をする。しかしクルーはその方針に納得せず、近くにいるヴィディア人に協力を仰ごうとする。最初はクルーの安全を気にしてヴィディア人との接触を拒み続けたトゥヴォックだったが、様々な人の意見に従い、接触を決意する。一方ジェインウェイは自力で治療法を探していたが見つからず、チャコティとの第二の人生を歩む決意を固め始める。
第2シーズンラスト間際になって描かれたのは、ジェインウェイとチャコティの微妙な関係だった。艦長と副長という関係以外に男と女という関係があるのだが、チャコティはどことなくジェインウェイに気があるような描き方をしている。でもこの二人、くっつくようでくっつかないのが肝で、ジェインウェイはこの後も一人で力強い女性の立場を貫き通す。チャコティは最終回で意外な人物とくっついてしまうので、あっと驚く。途中からキャラクターの立ち位置を変えてしまったのが原因だが、それにしてもこの二人、どうしてこうなるかなという関係である。一方二人がいなくなった後のヴォイジャーのクルーは、トゥヴォックのやり方に反発して大変である。いかにジェインウェイとチャコティがクルーの信望を集めていたかが分かるというところである。ストーリー的には静かな展開が多く、邦題は少し的外れのような気がする。原題のほうがあっている感じはする。
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