映画「ビートルズがやって来る/ヤァ!ヤァ!ヤァ!」(輸入盤4K UHD Blu-ray/CRITERION)

レビューの詳細は、A HARD DAY’S NIGHT(4K UHD Blu-ray/CRITERION)/ビートルズがやって来る/ヤァ!ヤァ!ヤァ!/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。1964年の人気絶頂期にあったTHE BEATLESを主演させた初の映画作品が、この「ビートルズがやって来る/ヤァ!ヤァ!ヤァ!」である。ストーリーはあってなきが如しで、THE BEATLESの4人、ポール、ジョン、ジョージ、リンゴも本人役で出演しているので、特に演技をしておらず、普段通りのスタイルでいるところが、当時のアイドル映画としての出来を示している。ただ、ロックスターであったTHE BEATLESの主演映画ということもあって、流れる曲、演奏する曲、全てがTHE BEATLESの初期の代表曲であり、今でいうところのミュージックビデオの走りのような映画に仕上がっているのが、革新的であると言えば、革新的だと言えるだろう。特にクライマックスのテレビ収録のためのホールコンサートのシーンは、まさにミュージックビデオそのものであり、THE BEATLESの先見性を表しているといってもいいだろう。ストーリーはあってなきが如しではあるが、一応ポールの祖父が事件を起こし、THE BEATLESのマネージャーであるノームやテレビディレクターたちが、THE BEATLESの4人の行動とポール祖父の行動に頭を抱える、という展開はある。THE BEATLESの4人の性格が映像によく表れていて、個性を感じさせるところである。今回、アメリカの有名映画レーベル、CRITERION COLLECTIONからこの映画が4K UHD Blu-rayでリリースされたので購入をしたのだが、信頼のCRITERION COLLECTIONだけあって、モノクロ映像にdts-HD MA 5.1chのサラウンドは高品位で収録されている。ただ、この4K UHD Blu-rayは2022年1月にリリースされた時に映像の収録にミスがあり、いくつかのシーンが欠落していてリコールを出していたという記録がある。2022年4月以降再販されたバージョンではその欠落シーンは元に戻った修正版で、今、輸入盤を買うとおそらく修正版が手に入るとは思うが、下手なショップで購入すると、リコール版が手に入る可能性もある。その辺は気をつけたいところである。下に貼ってあるAmazonのアフィリエイトリンクは、Blu-ray版なのでリコールの対象外のソフトであるので、安心されたい。

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