8月30日にジャニーズの性加害問題で再発防止特別チームの提言を受けて、山下達郎がどう対応するのか、モヤモヤしている、という意味の書き込みをしていたと思う。もちろん、それはプロデューサーの松尾潔が山下達郎の所属事務所との契約を終了させられ、そのことについての発言をラジオでした時に事件の実態よりも忖度を優先したことに対しての不満である。ただ、その時には松尾潔が「山下達郎、竹内まりあ夫妻がどう対応するか見守りましょう」、「もし考えを変えるのであれば、ファンを辞めると考えていた人も戻ってきていただきたい」という発言もしていたので、山下達郎、竹内まりあ夫妻がどう出てくるか、関心を寄せていた。
今日の日曜日、山下達郎がDJを務めるラジオ番組が午後、放送されたので、普段山下達郎の番組など聴きもしない僕にしては珍しく番組を聞いてみた。今日の番組は当然事前収録だが、ジャニーズ性加害問題再発防止特別チームの提言の後に収録したようなので、発言しようと思えばできたはずである。
しかも、先週に引き続いて今週の番組もゲストとして妻である竹内まりあも出演していて、夫婦で自身の考えを改めたことを表明するには最適かと思えた。
しかし、再発防止特別チームの提言の後のマスメディアの動きを見ていて、「山下達郎、竹内まりあ夫婦がこの問題について触れることはしないのではないか」という半分確認めいたものも感じていた。前回の忖度の時以降も、音楽業界では山下達郎を責める意見より松尾潔を批判する意見が多いという話を聞いたのと、山下達郎の新曲のセールスや、アナログアルバムのセールスが好調だという点、コンサートツアーの観客がキャンセルした、という話も聞いていないことから、自身の対応に問題はないと考えているのではないかと思ったのである。
実際、55分間ラジオ番組を聴いていたが、全くこの問題に触れることなく番組は終わってしまった。一言でも触れようと思えばできたはずなのでしなかったことで、山下達郎に対する失望感は継続したままで、これからも彼の楽曲は聞かない、ということになりそうである。
それにしてもラジオに投稿するファンもこの辺の問題に全く触れていない(のかそういうコメントを排除しているかはわからないが)のは、なんか異様に思える。
今後状況は変わるかもしれないが、期待はできない。ただ、大物アーティストの態度が義理人情だけで犯罪を見逃しているのは、あまりにお粗末だと思う。
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