1週間前の2023年10月7日、沖縄県那覇市首里にある首里劇場での最後の内覧会に行ってきた。その様子は、首里劇場 最後の内覧会|沖縄旅行2023年10月というページに書いている。取り壊しが決まった沖縄最古の映画館を見学できる最後のチャンスということで、福岡から沖縄に遠征し、首里劇場を見学してきたのであるが、当然そのときには写真や動画をいろいろ撮影していた。
首里劇場調査団という首里劇場の歴史や文化を調査・保存に努めてきた団体が、「この最後の内覧会で撮った写真や動画はSNSでどんどん拡散して記録として残してほしい」と言っていたこともあり、僕自身もそのつもりで写真や動画を撮影してきた。
すでに9日の月曜日に「やちむん・奈須重樹さん、首里劇場で熱唱」という記事も書いていて、先に首里劇場の内覧会で劇場に縁の深いやちむん・奈須重樹さんのライブステージの模様とその動画を公開しているが、今日、週末ということもあり、ようやく首里劇場本体を収めた動画クリップを編集して1本のクリップに仕立て上げ、YouTubeに公開することにこぎつけた。
僕自身、2016年の沖縄関連書籍で首里劇場の存在は知ったものの、首里劇場で映画を観ることは叶わず、初めて訪れたのは閉館してしまった後の2022年10月のことだったので、今回の内覧会見学はかなり思い入れの深いものになったと思う。「一生売れない心の準備はできてるか」の予告編とはいえ、首里劇場で映像を見られたことや、やちむん・奈須重樹さんのライブも見られたことも、貴重な体験になったと思う。
沖縄の一映画館を扱っているために、そんなに話題にはならない映像ではあるが、戦後沖縄文化を語るには外すことのできない映画館であり、今回、動画を公開できるのは、貴重だと思っている。できれば、多くの方に見てもらえれば嬉しい。
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