あらすじ
マヤは幼い頃、小鳥をパチンコで仕留めたが、母には「怪我して落下した」と言って小鳥を見せた。母は「小鳥が怪我したのではないわね」とマヤがやったことを見抜き、チョクトー族のバワーで小鳥の怪我を癒した。
郵便局でチュラはキングピンと出会う。お互いの存在はわかっていなかったが、チュラがマヤの名前を出したことで、キングピンは察知し、チュラを捕まえる。
チュラがパウワウの祭りに来ないことを心配したビスケッツはマヤにSMSを送る。マヤは最初無視していたが、小鳥が電柱に止まったのを見たことで、チュラの危機を察知し、チュラの棲家に向かう。
チュラの棲家には死んだはずの母がいて、マヤにチョクトー族のパワーがマヤにも備わっていることを伝え、マヤの覚醒を図る。その頃、キングピンの手下どもはパウワウの祭りに来ていて、事を荒げようとしていた。
マヤもパウワウの祭りに参加しつつも、チュラの行方を探るのだったが、チュラはキングピンに拉致されていた。しかし、チョクトー族のパワーを身に宿したマヤは、チュラたちにもパワーを分け与え、キングピンの手下たちを倒していく。
ヘンリーやビスケッツもそれぞれの小道具を使ってキングピンの手下たちを倒していく。
マヤは、キングピンにチョクトー族のパワーをかざし、キングピンが暴力に溺れるきっかけになった両親のいざこざを目の当たりにさせ、そこから解放させようとするが、キングピンは否定する。そして、キングピンは焦燥する。
マヤやヘンリーたちの活躍によりパウワウの祭りが混乱する事なく終わり、マヤの戻るべきところがようやく確保された。一方キングピンは消耗していたが、ニューヨーク市長選が波乱含みである事を告げるニュースを知っていた。
感想
シーズン最終回は、ようやくチョクトー族のパワーについての説明と、マヤがどうして強いのかという説明がなされていて、話の辻褄が合った感触を得ている。まだ、エンドクレジットでは何か先が続きそうな予感もするが、一旦はマヤにおける居場所を見つける旅は終わった感がある。
キングピンについても、ヴィランとしての存在から弱体化した存在になっているので、今後のシリーズで復活するのかは不明である。死亡しなかっただけ、別のシリーズで再登場の可能性もあるが、このシリーズのラストを見る限りでは怪しいなと感じる。
チョクトー族は物語上の想像の部族かと思っていたら、実際に存在する部族だというのがエンドクレジットで紹介され、意外に思った。「ホワット・イフ…?」のシーズン2でもそういう展開のエピソードがあったが、マーベルも色々シリーズを制作するにあたり、アメリカ先住民をヒーロー側につける必要があったという事なのかもしれない。チョクトー族の風習を知ることができたのは、面白い感覚である。
事前の告知通りに、他のシリーズとはほとんど関係しないストーリーだったので、気軽に見ることができて、気分的にも楽だった。ただ、暴力シーンは結構どぎつかったと思う。子供向けではない。こういうシリーズがあってもいいかな、とは思った。
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