1000円の壁を超えるラーメンは福岡空港に存在

ネットのニュースを見ていると、「ラーメンの価格設定で1杯1000円を超す価格をつけるのは難しい」という意見をよく見かける。理由としてラーメン1杯が1000円を超えると割高になり、庶民の足が遠のくからだという。その一方で、原材料費や光熱費の高騰でラーメン店の利益が削られ続けていて、倒産件数も増えているという。

僕はあまりラーメンに思い入れもないし、食べる機会も少ないから、ラーメンの価格に対して鈍感になっていた。とはいえ、確かに1杯1000円を超すラーメンだと「高いな」と思ってはいた。

昨日の昼、羽田空港から福岡空港に戻ってきた。福岡空港に着いたのが13:30で、昼食を食べ損ねていたので、福岡空港のレストラン街で何か食べようと思った。しかし、食堂のメニュー価格を見ると定食で1500-2000円程度と高い。寝不足で食欲もあまりないから、何を食べようという段になって、「ラーメンならば少しは安いだろう」と思い、ラーメン店が軒を並べる通路に行って、最初の店舗に入った。

そこでラーメンの価格を見てびっくりである。巷で言われている1杯1000円の壁を軽く突破していて、安くても1180円、店のおすすめラーメンだと1280円だったのである。ラーメンは庶民の料理だから1杯1000円の壁を突破するのは難しいと言われていたものが、ここ、福岡空港のレストラン街ではあっさり突破していたのである。

とはいえ、店舗に入ってしまったので、せっかくだから1280円のおすすめラーメンを注文した。出てきたラーメンは、チャーチューが2枚とブロック上の豚がゴロゴロ、もやしましまし、煮卵1個入りで、ボリュームが結構あった。スープも美味しく、汗も拭わずにスープも飲んでいた。1280円の価値はあるラーメンだと思ったが、福岡空港に出店していない普通の店舗だと1000円を切るのではないか、と一瞬思った。

久しぶりのラーメンが1000円を超していたのでびっくりしたわけだが、場所が福岡空港内のレストラン街という特殊要因もあるのかな、と思う。ただ、1000円の壁は突破しようと思えばできるみたいである。庶民の味からは離れつつあるが。

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