坂本龍一 D&L ライブ・アット 武道館 11・30・95 坂本龍一 ツアー 95 D&L WITH 原田大三郎(レーザーディスク)

僕自身、ホームシアターを構築し始めてから34年が経過する。初期の頃はVHSでビデオを楽しんでいたのだが、途中からレーザーディスクになり、DVDに変わり、Blu-ray、4K UHD Blu-ray、ストリーミング配信と進化してきている。

それでも、初期の頃のレーザーディスクは大半は処分してしまったが、まだ音楽ビデオを中心に20-30枚ぐらいは所有している。基本は目を通したレーザーディスクであるが、なんで手元にあるのかよくわからない坂本龍一のライブレーザーディスクが2枚あり、それらは目を通していなかった。

休日の今日、気まぐれで坂本龍一のライブレーザーディスクのうち、「坂本龍一 D&L ライブ・アット 武道館 11・30・95 坂本龍一 ツアー 95 D&L WITH 原田大三郎」を見ることにした。2-3日前に坂本龍一の楽曲の中で好きな「A DAY IN THE PARK」がこのレーザーディスクの中に収められていて、そこで視聴したのが、全編を通して見る気になったきっかけである。

レーザーディスクプレイヤーをあまり使っていないこともあり、たまにはメンテナンスの意味でレーザーディスクを再生するのも悪くないかと思ったのも、今日、ライブレーザーディスクを見る気になった理由の一つである。

レーザーディスクはジャケットに新星堂の値札がついていたので、多分レーザーディスクがバーゲンで叩き売られていた時に買ったのだと思う。買ってからは30年近く経過しているのであるが、ディスク自体に劣化はなく、映像と音声はそれなりに楽しむことができた。

1995年ごろの坂本龍一はJ-POPに対抗してポップな楽曲を作っていることが多かったような気がする。熱烈なファンではないから詳しくは知らないが、このレーザーディスクに収録されている楽曲を聴くと、ポップな楽曲が多く、前衛的な楽曲はあまりなかった。

映像を見る限り、どうもこのライブの模様は黎明期のインターネットでストリーミング配信されていたようである。1995年なので、今のような動画ではなく、パラパラ動画だったと思うのだが、それでも先進的な取り組みを行っていたのには賞賛に値する。

レーザーディスクという過去の遺物での鑑賞だと、映像はアナログでノイジーだし、デジタル音声も今のマスタリングに比べれば劣った感じはするものの、慣れてくると結構味わいがあり、AVアンプのサラウンドモードをDOLBY SURROUNDで視聴していたら、音が空間に広がるので、臨場感は満点である。

114分という収録時間であるが、内容的には楽しめたライブレーザーディスクであったと思う。DVDで再リリースはされているようだが、Blu-ray以降のハイクオリティメディアには未対応なので、今回、レーザーディスクで楽しめたのはラッキーだったと思う。

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