初めて青山の月見ル君想フでSchroeder-Headz with 近藤康平のライブを見る

まだ、福岡で引越しの準備をしていた7月下旬、僕が好きなアーティストであるSchroeder-Headzのライブが9月22日に東京、青山の月見ル君想フというライブハウスで近藤康平というライブペインターとの共演で開催する、という情報を得ていた。

9月下旬の3連休の中日ならば、もう引越しも落ち着いているだろうし、何よりSchroeder-Headzのライブは昨年の中洲ジャズ以来見ていないので、1年ぶりにライブを見たいなと思い、福岡にいた時にイープラスでチケットを予約していた。

9月に入ってから、コンビニでチケットを発券して、今日の開催を待ち望んでいた。しかし、昨日の夜、友人と飲み会があって飲みすぎたのでほとんど眠れず、完全寝不足状態で東京、青山に向かうことになってしまった。

昔から神奈川にいた時にはしばしば東京に足を伸ばしていたが、青山、正確に地下鉄の外苑前駅周辺に行ったことはなかった。僕が行くのは大体が秋葉原と決まっていたからなのと、当時ライブを見にいくのは佐野元春一択だったので、月見ル君想フのような小さなライブハウスに足を伸ばすことがなかったのである。

Schroeder-Headzはそれなりに知っているが、ライブペインターである近藤康平という人は初めて今回のライブで知った。そもそも、どういうライブになるのかは予想できていなかった。

月見ル君想フはオールスタンディングで150名ほど入る小さなライブハウスである。オープンして20周年の記念イベントとして今回のライブは企画されたとのことである。

Schroeder-Headzのライブは1週間前に中洲ジャズがYouTubeで生配信されていたので、一応は見たことにはなるが、本当の意味でのライブ体験は今日のライブが1年ぶりのライブになり、迫力のあるドラムやベースの音と相まって、ご機嫌なグルーヴ感を生み出していた。

一番驚いたのは、Schroeder-Headzの数々の楽曲に合わせて、演奏している最中に近藤康平が即興で絵を描いていく、というところにあった。それも、絵の具を筆で描くだけではなく、自分の指を使って絵を描いたり、絵の具のチューブから直接絵の具を紙に落としたり、描いた絵をわざと水でぼかして別の印象を与えたりと、すごいアートを見ているな、と実感してしまった。それでいて、その絵はSchroeder-Headzの楽曲とマッチした絵になっているのである。

Schroeder-Headzも新曲3曲を含めて熱演していたので、かなりいい気分になれたライブだった。それでいて、ライブの演奏時間はわずか1時間5分。会場前からずっと立っていたので、ライブが終わった時には足が疲れていた。1ドリンク制だったのでライブ終了後に台湾コーラを飲んだが、美味しかった。

横浜に引っ越ししてきて一番楽しいのは、こういう東京でしか開催されないようなライブイベントに気軽に参加できることである。福岡だと飛行機代やホテル代の遠征費がかかってしまうので、なかなか難しい。横浜だと東京までトータルで片道1時間半あれば行けるし、交通費も1000円以下である。今後も、いろいろなライブイベントに参加できるタイミングがあったら、参加していきたい。

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