LGエレクトロニクスがBlu-rayプレイヤーの製造を中止

今日、いくつかのメディアで報じられているのだが、韓国のLGエレクトロニクスが、これまで製造してきたBlu-rayプレイヤー「UBK80」と「UBK90」の製造を中止したとのことである。

Blu-rayプレイヤーと表現されているが、正確には4K UHD Blu-rayプレイヤーであった。この製品は2018年に生産が開始されたものの、モデルチェンジを行わず、細々と販売が続けられてきた。しかし、Blu-ray市場の縮小に伴い、今回製造が中止されるに至ったようだ。

以前にも、OPPOがBlu-rayプレイヤーの販売から撤退したりサムスンが同市場から手を引いたりと、Blu-ray市場の縮小を実感させる出来事が起こっていた。今回のLGエレクトロニクスの動きも、こうした流れに拍車をかける事態であると感じている。

とはいえ、ソニーやパナソニックは新製品を出していないものの、5年前の製品を引き続き販売しているため、Blu-ray市場が完全に消滅したわけではない。アメリカでは、大手映画会社が4K UHD Blu-rayのリリースを控えている一方で、インディペンデント系の会社が大手映画会社からライセンスを取得し、4K UHD Blu-rayをリリースし続けている。これにより、市場が完全に消えるまでにはまだ時間がかかると考えている。

それでも、僕自身、Blu-rayや4K UHD Blu-rayを数百枚所有しているものの、その中にはまだ観ていないものも多い。このディスクを再生するためのプレイヤーがどれだけ長く壊れずに持つのか、あるいは壊れた際に代替機を購入できるのか、正直なところ不安が残る。僕が使用しているのはメーカー保証のない改造品のリージョンフリープレイヤーであり、買い替えのハードルは高い。

現在の時代の流れとして、映画を観る手段の主流は配信サービスに移行しているという認識はある。しかし、日本国内においては、配信されているタイトルのラインアップに不満が残るのが現状だ。そのため、僕は今後もしばらくはディスクメディアを買い続けることになるだろう。

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