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スティーヴン・キング著「ザ・スタンド III」文春文庫

キングの中でもとびきり長い大作の中盤に当たるのが「ザ・スタンド III」。Iでは致死性の高い細菌兵器の蔓延と世界が崩壊していく様を、IIでは崩壊後の生き残った人々が少しずつ集結しつつある姿が描かれていたが、このIIIでは、生き残った人々が、...

スティーヴン・キング著「ザ・スタンド II」文春文庫

長大な長編小説の第2巻。第1巻が「スーパー・フルー」と呼ばれる細菌によって人類が徐々に滅亡していく様を描いたのに対し、第2巻では、生き残った人間が、それぞれ他の生き残った人間はいないかと、探し始める様が執拗に描かれている。そして、徐々に主役...

スパイダーマン、死亡

アメコミの長寿ヒーローの一つである「スパイダーマン」だが、最新第700号でスパイダーマンことピーター・パーカーが死亡すると発表したとのことである。まあアメコミの場合、ヒーローが死んだり、生き返ったりするのはよくあることなので、そんなに驚きも...

スティーヴン・キング著「ザ・スタンド I」文春文庫

スティーヴン・キングと言えばモダンホラーの大家である。その中でもとりわけ話が長いのがこの「ザ・スタンド」。1978年と初期の作品だが、日本語翻訳されているのは完全版と呼ばれる元々構想されていたバージョンで、1990年に再刊されている。物語は...

平松洋子「焼き餃子と名画座 私の東京 味歩き」新潮文庫

タイトルにもあるように、著者の東京の料理店を巡るエッセイ集。ただ、読んでいて食に対する興味が今一つに感じられた。色々な店を紹介しているのだが、店の場所がどちらかというと中央線沿線に偏っているということと、料理の値段が僕からすると高額な感じの...

スティーグ・ラーソン「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女[下]」ハヤカワ・ミステリ文庫

かなり長編な「ミレニアム」シリーズの第1章「ドラゴン・タトゥーの女」の後半部がこの本であるが、前半部でかなり丹念に人物描写をしていたせいもあってか、後半では事件の核心にどんどん進んでいくように感じる。それでも主人公ミカエルとタッグを組むこと...

スティーグ・ラーソン「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女[上]」ハヤカワ・ミステリ文庫

映画化されたことでも話題になったのが、スウェーデン産のミステリ小説「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」。かなり分量のある小説で、この上巻では物語の主人公になるミレニアム誌の編集者ミカエルと、一風変わった女・リスベットの話が平行にして描か...

米澤穂信「ボトルネック」新潮文庫

たまたまこの本を手にとったのは、新潮文庫のブックカバーのキャンペーンをやっていたからなのだが、読んでみると話にグイグイ引き込まれた。内容は主人公である嵯峨野リョウが恋人で死んでしまった諏訪ノゾミの弔いをしに金沢の東尋坊に来たところ、転落して...

下川裕治「世界最悪の鉄道旅行 ユーラシア横断2万キロ」新潮文庫

下川裕治というと僕にとっては沖縄文化の紹介者というイメージが強い。それは僕が沖縄の本を買うと大抵彼が執筆していることが多いからだが、実際の彼は貧乏旅行で世界を回り、タイに入れ込む旅行の神のような人である。そんな彼の企画したのがこの本にあるユ...

フランク・ミラー「バットマン:ダークナイト・リターンズ」小学館プロダクション

バットマンが自警団を辞めて早10年。ゴッサム・シティは荒廃していた。ブルース・ウェインは、バットマンでの悪への復讐の念を自動車レース等で紛らわせていたが、その心を抑えきれず、初老の域に達しているにもかかわらず、バットマンとして復活をする。お...
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