機動戦士ガンダム 第30話「小さな防衛線」

ホワイト・ベースに乗り込んでいたカツ、レツ、キッカの3人はジャブローの育児所に預けられることになった。しかし、彼らはホワイト・ベースが恋しく、脱走してホワイト・ベースに戻ろうとする。その最中、シャアがジャブローに潜り込んで、破壊工作をしようとしているのを発見し、連邦のモビルスーツGMに仕掛けられた時限爆弾を除去してしまう。作戦が失敗したシャアは撤退するが、途中で妹であるセイラと出会ってしまい、彼女に「船を降りるよう」お願いする。

元々子供向けのアニメであるガンダムの中で、その子供に共感出来るようにホワイト・ベースの子供達が活躍をするという、いかにもありそうな設定の話。でもその他にもアムロが軍のやり方に不満を述べたり、カイがしっかり立ち直って子供達を援助したりと、次第にホワイト・ベースの乗組員がまとまっていく様子が描かれている。ブライトですら、軽口で「自分がいない方が気楽だろう」と言っていたりするし、その辺は面白い。このエピソードは、映画版ではもっと意味のあるシーンになっているが、それはテレビ版で未だに語られない「ニュータイプ」という概念を主に持ってきているかいないかによると思う。

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