Mac上のVirtualBoxにWindows8をインストールする

先日、VirtualBox上にAndroid端末のエミュレーターをインストールしたことを書いた。そこでその発展系として、VirtualBox上にWindows8をインストールしたので、ここに書いておく。

まず必要なのがWindows8のインストールディスクだが、あいにくと持っているのは、Windows8のアップグレードディスクのみである。まずこれをISOファイルに変換する。ディスクをドライブに入れ、Finderから「アプリケーション」-「ユーティリティ」-「ディスクユーティリティ」を起動する。DVDドライブを選択し、画面上部の「新規イメージ」を選択する。すると小画面が出てくるので、ファイル名を分かりやすいものにし、「イメージマスター」を「DVD/CDマスター」にして「保存」する。しばらくするとファイルが保存されるので、拡張子の「cdr」を「iso」に書き換える。これでまず第一段階は完了である。

VirtualBoxを起動し、画面上部の「新規」を押す。「名前とオペレーティングシステム」画面が出てくるので、名称を適当に(今回は「Windows8」とした)、「バージョン」を手持ちのWindowsのバージョンに合わせたものに設定し、「続ける」をクリックする。

次はメインメモリのサイズを決める項目である。初期状態では1024MBになっているが、これでは少々足りないので、倍の2048MBに修正する。

続けてハードディスクの容量を決める項目である。ここは「仮想ハードドライブを作成する(C)」にチェックが入っていることを確認し、「作成」をクリックする。続けてハードディスクのファイル形式を決める方法だが、「VDI」を選択して「続ける」。次は「物理ハードドライブにあるストレージ」を選択する場面だが、ここは「固定サイズ」で選択する。最後に「ファイルの場所とサイズ」だが、仮想ドライブのファイル名とそのサイズを決める部分である。ファイル名は適当なものを。サイズであるが、初期状態は25GBとちょっと少ないので、最低でも64GBにすると良い。最後に「作成」ボタンを押すと、仮想HDDの作成が始まる。これには数十分かかる。

出来たWindowsの仮想ファイルを「起動」させると、最初に製作したisoファイルが選択されているはずなので、それを確認し、その後は画面の指示に従って、Windowsをインストールする。ただし、使用したディスクがアップグレード版なので、最初のインストールだけでは、アクティベーションが出来ない。一度インストールが完了したら、再度、最初のisoファイルから再インストールをする必要がある。これは別にVirtualBoxの制限でも何でもなくて、アップグレード版で新規インストールをするには、2度インストールをする必要があるというMicrosoftのWindowsの仕様によるものである。2度目のインストールでも、アクティベーションがうまくいかない場合もあると思う。その際は電話認証を行う必要がある。僕の場合、かつてWindows7環境でWindows8をアップグレードしていて、その時に自動アクティベーションを使っているために、今回は電話での認証となった。

Windowsが立ち上がったら、忘れずにWindows Updateをしておくこと。セキュリティホールへの対応と、Windows8.1へのアップグレードにはWindows Updateが必要だからである。Windows8.1にはストアから無料でアップグレード出来る。ただし時間は相当かかる。1時間以上かかるので、気長に待つこと。

以上で、MacでWindowsを使う方法を記載した。何かの参考になれば幸いである。

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