機動戦士ガンダム 第42話「宇宙要塞ア・バオア・クー」

ギレンの命令で発射されたソーラーレイシステムによって、連邦の主力艦隊と、密かに和平の道を探していたデギンは一瞬で消え去った。残った連邦は部隊を再編して、ジオンの防衛線、ア・バオア・クーへ侵攻をかける。アムロたちホワイト・ベースのクルーもその中にいた。シャアはキシリアの命令により、80%の完成度で開発が止まっていたモビルスーツ、ジオングで出撃し、ガンダムと相見えるが、苦戦する。そしてキシリアはデギンを殺したギレンを許すことが出来ず、ギレンを抹殺する。そのためにジオンの指揮命令系統に混乱が生じる。

物語がクライマックスということで、かなりストーリーの決着を付ける展開が多いと思う。アムロが既に真の敵をザビ家であると認識して戦いに挑んでいるのも、その関係であるといえる。一方のシャアはアムロに歯が立たない状態に陥り、赤い彗星の名が地に落ちかけているというのが実態である。ただ、ストーリー的にガンダムが優れているのは、ジオンが劣勢になるのは、ガンダムの働きでも何でもなくて、ザビ家の内紛が原因というかなり複雑な絡み合いが挙げられると思う。この辺がガンダムの魅力かもしれない。次週が最終回ということで、物語の決着のつけ方が好奇心を持って迎えられると思う。

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