現在、Webブラウザのシェアで一番多いのが、Google Chromeである。そのGoogle Chromeは、AdobeのFlash Playerを取り込んだ形で、絶えずアップデートしている。しかし、Flashの脆弱性の報告は後を絶たず、また、PCに対する負荷も重いことから、Chromeでは、徐々にFlashを排除する方向で進んでいる。この秋登場するChrome 53では、デフォルトで、Flashが動かないようにする、と発表した。もちろん主要なサイトでは、Flashも動くようだが、基本的にはFlashは動かなくなる、と見ていいだろう。実は、Chromeだけでなく、AppleのMac OS XについてくるSafariや、MicrosoftのWindows 10についてくるEdge、そして、時期はかなり遅くなるがFirefoxも、Flashを排除する方向で動いている。それだけ、PCに対して不安定な要素になっているアプリなのだろうと思う。個人的に気がかりなのは、Flashフル稼働させているウェザーニュースという天気予報サイトが、どう対応してくるか、である。このままでは、見られなくなるのでは、危惧している。ウェザーニュースが、HTML 5に対応してくれれば、iPad miniやiPhoneでもサイトを見られるのでは、とちょっと関心を持っている。どちらにしても、Flashというアプリの終焉は近そうである。
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