映画「ブレードランナー2049」(IMAX 3D/ユナイテッドシネマ キャナルシティ13)

1982年のカルトSF映画「ブレードランナー」の35年ぶりの続編が、この「ブレードランナー2049」である。映画の中の世界も、30年を経過したことになっていて、レプリカントを製造していたタイレル社は消えて無くなり、ウォレス社が新たにレプリカントを製造するという流れになっている。タイレル社の製造したレプリカントは、欠陥品の扱いを受け、ブレードランナーに処分されるという話から始まる。ブレードランナーのKがあるレプリカントを抹殺したことから、過去のレプリカントにまつわる秘密にたどり着くことになる、というのが物語の骨子。物語は、前作と同じく、「人間とはなんなのか」という壮大なテーマに真正面から挑んでいる。前作で描いた近未来のロサンゼルスは、今作では更に廃退化した街並みになって登場し、音楽はヴァンゲリスを尊重しながらも、かなりインパクトのあるスコアをかなりたてている。そして、前作の主人公のデッカードが重要な役割で再登場するのも見所である。見応えのある映画だとは思うが、唯一の弱点は、その上映時間の長さ。3時間近い上映時間が体に負担をかけるので、体調の悪い時には見ないほうがいいと思う。

コメント

タイトルとURLをコピーしました