「機動戦士ガンダム」放送開始35周年の目玉として劇場での限定公開と、Blu-ray/DVDリリースされてきたのが、「機動戦士ガンダム」でアニメーションディレクターとキャラクターデザインを担当した安彦良和による新たな解釈で「機動戦士ガンダム」を再構築した「機動戦士ガンダム The Origin」のアニメ化だった。当時は劇場に人が入っているという点と、海外戦略の意味合いから、アニメ化された「シャアとセイラ編」、「ルウム戦役編」の後に本編アニメ化があると、噂されていたものである。ちなみに当時はガンダムの生みの親、富野監督の「Gのレコンギスタ」というアニメも放映されているが、こちらは視聴率的に爆死している。しかし、先週バンダイ、サンライズの今後の戦略発表会で、「The Origin」の本編アニメ化はされないことが判明した。どうも福井晴敏の「機動戦士ガンダム:ユニコーン」が評判良かったので、その後を描く物語が40周年を記念する作品になったようである。個人的には富野監督の妙な情念を感じないガンダムには興味ないので、新しいガンダムは見ないと思うが、安彦良和の監督した「The Origin」も決して面白い話とは思わなかった。「ルウム戦役編」は見ないことにしてしまったし、「シャアとセイラ編」も劇場では見たが、購入したBlu-rayは未見。上映時間の割に長く感じるハマれない作品だったように思う。今回のバンダイ、サンライズの発表により、年寄りは追放し、若手登用の意図が見え隠れするが、ガンダムがそれで商売として続くかはよくわからない。ネットでは情報が入ってくるので、様子だけは見ていこうとは思うが。
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