1月2日の話になるが、Appleが2018年10-12月期の業績見落としを、当初の890億ドル-930億ドルから840億ドルへと、5-10%程度の下落になると、引き下げを発表した。それは様々な要因があるが、最大の要因はiPhoneの中国圏内での経済成長の減速による売り上げ不振があると、言われている。そのほかにもいくつかの先進諸国でも思ったほどiPhoneが売れていない、という理由もあるようである。MacやApple Watchなどは好セールスを記録しているが、供給しきれずに商機を逃しているとも発表している。iPhoneが売れていない、というのは、iPhone XS/XS MaxやXRリリース時から言われていたことであり、それを裏付ける内容になっているが、それでもApple自らがそれを認める発表を決算前に行うことが異例である。確かにiPhone XSはiPhone Xと比較しても「何が変わったの?」というほど違いが少ないし、僕もiPhone XSはiPhone Xと同等の使い方をしている。携帯キャリアを変えるためにiPhone XSに買い換えたが、そうでもなければ、iPhone Xを使い続けていただろう。iPhoneの販売手法にそろそろ限界が見え始めているのかもしれない。特に今回は古いiPhoneでもそこそこ快適に使えるiOS 12がリリースされたことにより、買い換え控を促してしまったのと、iPhone Xs/XS Maxの価格が高すぎるのが、原因と思っている。この次のAppleの逆襲の手法はどう出てくるのか、気になるところである。
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